PHICIS JAPAN COURSES

コース

Overview

概要

PHICIS JAPANが提供するコースは全部で3段階に分かれています。 Level1は、医療資格の有無を問わないFirst Aid in Sports(FIS)です。Level2Levelは医療従事者向けのPre Hospital Immediate Care in Sports (PHICIS)の基礎コースとアドバンスコースです。 PHICIS修了者は、英国のエジンバラ王立大学にPHICIS修了者として登録されます。

First Aid In SportS(FIS)

LEVEL 1

対象者

資格要件なし。スポーツにかかわる一般の方でも受講可能です。

受講者例
  • スポーツチーム:コーチ・マネージャー・チームスタッフ・選手・保護者
  • 学校関係:学校教諭・養護教諭・保護者など
  • 地域のスポーツ活動(大会・イベントなど)を支援するスタッフ:看護師、トレーナー(PT・AT/ATC)、救急救命士など
  • そのほか:審判員・レフリー
内容

Basic Life Support(心肺蘇生法)や外傷発生時の初期対応の基礎

有効期間

2年間。

更新講習はありません。都度新規講習をご受講ください。

注意事項

2024年よりPHICIS Level2の新規受講者につきましては、原則として2Dayコースとなります。ただし、医師のLevel2新規受講者で、過去に国内外の救命救急のコース(以下*参照)を受講経験のある方については更新コースの1Dayコースまたは新規2Dayコースのどちらでも受講が可能です。(*JATEC/JPTEC、他競技または海外のスポーツ救命救急コース修了者:WRのImmediate Care In Rugbyからのトランスファーも含まれる)

  1Dayと2Dayで提供する内容に違いはありませんが、座学の提供方法が異なります。 更新者のみ受講可能な1Dayコースは、座学部分を事前にWeb(オンデマンド)で視聴(受講)をしていただき、当日は実技主体の講習会となります。 2Dayコースは座学と実技を織り交ぜ、2日に分けて実技訓練を実施することで時間的余裕もございます。
 評価は筆記試験と実技試験です。筆記試験が80%以上得点し、実技試験を合格した方がコース修了者となります。当コースは時折、評価結果により修了できない方もいらっしゃいますので十分にご準備をしていただき時間的余裕のある2Dayコースの受講をお勧めいたします。
 医師の方で1日コースを受講される方は参照事項を確認していただいてどちらを受講するかについてご自身でご検討ください。

PRE-HOSPITAL IMMEDIATE CARE IN SPORTS

LEVEL 2

対象者

スポーツ活動にかかわる有資格者:医師・歯科医師・看護師・理学療法士・作業療法士・ 救急救命士・柔道整復師・鍼灸師・ アスレティックトレーナー(JSPO-AT/ATC)

受講者例
  • チームに所属するスタッフ:チームドクター、トレーナー(PT・AT/ATC)など
  • 地域のスポーツ活動(大会・イベントなど)を支援するスタッフ:スポーツドクター、看護師、トレーナー(PT・AT/ATC)、救急救命士など
新規講習内容

Basic Life Support(心肺蘇生法)・ACLSの内容、疾病・外傷発生時の救急対応の基礎

有効期間

2年間

更新講習
  • 新規講習後有効期間(2年)内に受講
  • 新規講習の内容に加え、最新の更新情報の提供、スキルのフラッシュアップ、受講者間での現場活動の報告と課題解決

PRE-HOSPITAL IMMEDIATE CARE IN SPORTS

LEVEL 3

対象者

Level2を受講し修了しているスポーツ活動にかかわる有資格者:医師・歯科医師・看護師・理学療法士・作業療法士・ 救急救命士・柔道整復師・鍼灸師・ アスレティックトレーナー(JSPO-AT/ATC)

対象者

Level2を受講し修了している有資格者:医師・歯科医師・看護師・理学療法士(PT)・ 救急救命士・柔道整復師などの医療系国家資格保持者、 アスレティックトレーナー(JSPO-AT/ATC)

受講者例
  • チームに所属するスタッフ:チームドクター、トレーナー(PT・AT/ATC)など
  • 地域のスポーツ活動(大会・イベントなど)でメディカルチームの中心となって支援するスタッフ:スポーツドクター、看護師、トレーナー(PT・AT/ATC)、救急救命士など
新規講習内容

Basic Life Support(心肺蘇生法)・ACLSの内容、疾病・外傷発生時の救急対応の応用

有効期限

2年間

更新講習
  • 新規講習後有効期間(2年)内に受講
  • 内容:新規講習の内容に加え、最新の更新情報の提供、スキルのフラッシュアップ、受講者間での現場活動の報告と課題解決

 

achievements

活動実績

  • 日本ラグビー協会
  • ジャパンラグビートップリーグ
  • 長野県体育協会スポーツドクター協議会
  • 千葉大学医学部附属病院スポーツメディクスセンター
  • 久留米大学
Instructor course

インストラクター
養成講座

PHICIS JAPANでは、実践的な教育を行うインストラクターを養成しています。

What is Instructor

インストラクター
とは?

PHICISコースは、実践的な教育を提供する素晴らしいインストラクターによって支えられています。
インストラクターはPRICELESSの方法論でLearner Centeredの環境を作り出し双方向性のコミュニケーションで、受講者のアウトプットを引き出し、最高の学びの場を提供します。
Level2・3の次に、ぜひインストラクターを目指してみてください。
P = Practice Skills
R = Relevant to own practice
I = Involved in own learning
C = supportive and non-threatening Climate
E = build on own Experience
L = Leaner centered
E = Enjoyable
S = Self Reflection
S=Successful

requirements

インストラクター
になるためには?

インストラクター候補生として推薦されることが必要です

候補生として推薦されるには、通常のコースやブラッシュアップコース(2年に一度)の受講時に、受講者として一定の基準を満たす評価を得る必要があります。この評価はコースディレクターとインストラクターが行い、受講者の正確な救護スキル、学びの姿勢、周囲を巻き込んだサポーティブな姿勢、全体に貢献する意思などの項目を評価します。ここで一定の基準を満たすとインストラクター候補生となります。

インストラクター候補生に推薦されたら

候補生に推薦されたら、次に開催するコースからインストラクター候補生として参加し、実際のコースで教育方法を学びます。

インストラクター候補生の学び

候補生は、PRICELESSやREVIEWといった教育学の手法を身に着け、インストラクターの補助とともにコースを展開できるように経験を積んでいきます。コースディレクターが知識と実践を評価し、一定の基準を満たすとインストラクターに昇格します。

インストラクターとなったら

下記がインストラクターとしての行動の要件となります。

・1年に最低1回のコース開催に参加することと

・2年に一度、コースディレクターによるブラッシュアップ講習を受けること